うつ病になったと思ったら

専門機関への相談や受診をするときは?

こころの病気にも様々な種類があります。うつ病、統合失調症、パニック障害、強迫性障害、アルコール依存症、薬物依存症、発達障害など様々な種類があり、同じ病名であっても、人によって症状は異なります。本人が気づきやすいものから、周囲の人が気づきやすいものもあるでしょう。

治療法についても、薬が効果的な場合、カウンセリングや心理療法が効果的な場合など様々です。気になる症状が続くとき、生活に支障が出たり、つらい状態が長引く場合は、自己判断せずに、周囲の人や専門機関に相談することが大切です。最寄りの病院やかかりつけの医師に相談してみるのもよいでしょう。

医療機関を受診したいけれど……

こころの病気について、医療機関を受診したいと思っても、どのように受診すればいいのか戸惑うかもしれません。そんなときも、保健所・保健センター、精神保健福祉センターに相談することができます。
また、こころの病気を診る医療機関には、精神科、精神神経科、心療内科などの診療科名が使用されています。各科によって専門に診る病気が異なる場合もありますので、詳細は電話等で受診前に問い合わせるのがよいでしょう。

 

出典:みんなのメンタルヘルス総合サイト

 

保険証を使って診療を受けると、会社に知られてしまうのでは・・・と危惧する人もいるでしょう。健康保険には「組合管掌保険」と 「政府管掌保険」の2種類があり、後者は健康保険事務所が健康保険業務を扱うため、絶対に情報は漏れません。一方で、組合管掌保険は従業員700人以上の 大会社、あるいは同一業種の中小企業が集まってつくる健康保険組合のことです。別法人ではありますが、組合は企業内に設置されたり、社員が出向するという 形で働いたりしています。しかし、会社に知られる心配はまずありません。それは健康保険組合には守秘義務があり、業務上で知ったことは外部に漏らさない決 まりになっているからです。

会社に知られたくないがために健康保険証を使わず、自費で診察を受けることもできます。でも、1回あたり1万 円前後の出費が半年~1年続く・・・と考えると、どうでしょうか?お金が苦しいからといって治療を中断すると、せっかく良くなった症状もゼロに戻ってしま います。治療が受 けられず苦しい思いをするのは、他の誰でもない・・・本人です。

 

出典:うつ病克服ガイド