「うつ病」の人に、絶対に言ってはいけない“NGワード”

 

2015年6月17日    Doctors Me から引用

 

何気なく発した言葉が傷つけているかもしれない



日本には約100万人いるといわれている「うつ病」。あなたの周りにも、もしかしたらうつ病と診断されている人がいるかもしれませんね。

うつ病の人は、周りの人の言葉に対してとても繊細です。あなたが何気なく発した言葉や、励ましのつもりで、かけた言葉が、もしかしたら相手を深く傷つけてしまったり、場合によっては「うつ病」を悪化させてしまう危険があります。

一体、どのような言葉がうつ病の人には言ってはいけないのか、見ていきたいと思います。





うつ病の人にNGワード1


励ましの言葉。
例)
「頑張って、元気出して!」

意外に思う人が多いかもしれませんが、うつ病の人を励ましてはいけません。頑張りたくても頑張れない、そして頑張れない自分に対して落ち込んでしまうのが「うつ病」です。なので、うつ病の人に励ましの言葉をかけることは、かえって相手を追いつめてしまいます。





うつ病の人にNGワード2


「うつ病」を軽視するような言葉。
例)
「しっかりしないとダメ!」
「あなたより辛い状況でも頑張っている人はいる」
「誰でも辛いことや気分が落ち込むことはある」

うつ病は単なる気分の落ち込みや心の弱さとは全く別ものです。上記のような言葉をかけることは、「自分のことをわかってくれない」という思いを増強するだけで逆効果です。





うつ病の人にNGワード3


やる気や気力がないことを責めるような言葉。
例)
「なぜ、そんなにだらだらしているの?」
「何かしてみたら?」

うつ病になると気力や、やる気が低下してしまうことが一般的です。これまで興味があった事にも興味をもてなくなってしまいます。
でも、そんな状況を一番辛いと思っているのは、他でもない「うつ病」の患者さん本人です。周りには、やる気が無いようにうつる場合でも、上記のような言葉はかけないようにしましょう。




うつ病の人の話はゆっくり聞いてあげよう


うつ病の人に対しては、周りが積極的に声をかけて励ますのではなく、ゆっくり相手の話を聞くようにしましょう。
また、うつ病の人は自殺のリスクが高いといわれています。うつ病の人からもし自殺をほのめかすような言葉を聞いた場合には、その言葉を軽く考えずに、必ずかかりつけの先生に相談を促すなどするようにしてください。